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単純な脳、複雑な「私」 - ラングトンのアリ・早回し

ラングトンのアリ・早回し

383ページ: 図57 素子と環境の相互作用 その2

場合A:白のマスにやってきたら、そこを黒に変えて、右に進む。
場合B:黒のマスにやってきたら、そこを白に変えて、左に進む。
このたった2つのルールだけで「創発」は起こる。
最初の数ステップでは、「アリ」はマスを白や黒に変えながら空間内を動き回る(画面左上の数字は、ステップ数を示す)。
10000ステップ程度になると、左下に向かってまっすぐ移動を始める。「意志」を感じさせる動き。