50ヵ国語習得法

50ヵ国語習得法

著者 新名美次(しんみょう・みつぐ)

誰にでもできる、いまからでも間に合う

改定版まえがきにかえて

 1994年に『40ヵ国語習得法』をブルーバックスで出版してから,21年が経ちました。私はニューヨークで眼科を開業していますが,アメリカに住んで47年になります。
 人種のるつぼとも言われるここニューヨークでは,国外からの移住者がとても多く,街を歩いていても英語以外の言語をよく耳にします。アメリカに来た当初は,ドイツ人移住者の多い地域に開業していましたが,現在私は,国連本部のすぐ近くに拠点を移し,眼科医として,日々,さまざまな国の患者を診察しています。
 外国語の習得は,私にとって趣味の一つともなっているのですが,患者さんに合わせてわかりやすく説明し,適切なコミュニケーションを取るために,相手の言語で会話をすることは非常に重要だと感じています。
 すでに40ヵ国語をマスターしていたわけですが,私はこの21年間で,新たに10ヵ国語を習得しました。複数の言語を使いわけて,仕事をしています。
 日本においては,英語を社内の公用語にする企業も出てきており,今後,ますます外国語の重要性が増してくるでしょう。世界各国の情勢も変わってきています。そうした状況を踏まえ,この度,新たにマスターした言語の解説や最新の情報を加えて,改訂版を出すことになりました。
 最近は,インターネットの発達により,どの国にいても,手軽に外国語に触れられるようになりました。You Tube などがその典型と言えますが,インターネットを使った言語学習は,ネイティブスピーカーの会話を何度も繰り返し聞いて練習できるので,語学習得には非常に便利なツールです。必ずしも高額な教材を購入したり,外国語会話の教室に通ったりしなくても,誰でも手軽に言語学習を始められる時代になったとも言えるでしょう。
 折しも日本は,2020年に東京オリンピックの開催を控えています。その頃になると,世界じゅうの人々が,日本を訪れ,今よりもっと外国人と接触する機会は増えるはずです。その人の国の言葉で,簡単なあいさつをするだけでも,親近感が増すものです。そこから,あなたにとっての新しい世界が開けるかもしれません。
 私が50ヵ国語をマスターしていると言うと,皆さん驚かれますし,信じられないと言われることも多いのですが,これは決して不可能なことではありません。
 たとえばこの改訂版では,言語集団の分類に基づいて,順番に言語を紹介しています。同じ言語族に属する言葉は,類似する点が多いので,一つの言語を覚えると,関連して別の言語も覚えやすくなるのです。
 そうした習得のためのコツさえつかんで,努力を惜しまなければ,言語は誰でもマスターできるものなのです。「自分には無理」と諦めていた方も,ぜひこれを機に挑戦してみてください。
 本書を通して,少しでも多くの人が外国語の習得に興味を持ち,外国語を習得することで自分の世界が広がっていく素晴らしさに気づいてもらえることを願っています。

著者 新名美次(しんみょう・みつぐ)

1943年北海道札幌市生まれ。札幌西高等学校で川上力先生に英語を学び、強い影響を受ける。北海道大学理学部進学後、同大学医学部編入、卒業。神奈川県座間米陸軍病院でインターンの後、1969年渡米。ニューヨーク医科大学で眼科専門の研修を受け、1979年ニューヨーク市内で眼科医院を開業、現在に至る。白内障、緑内障、角膜移植の手術を得意とし、米国外からの患者も多い。趣味は、言語学習のほか、スキー、テニス、スキューバダイビング、旅行等。

[B1947]

50ヵ国語習得法

ニューヨークに住み、開業医としてさまざまな国の患者を診ながら50ヵ国語を習得した「言語の達人」が、外国語マスターのコツを伝授します。

ISBN : 978-4-06-257947-6

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