マンガとブルーバックスのコラボ解説で免疫がわかる!

  • 2016/02/26

    • ニュース

    マンガとブルーバックスの
    コラボ解説で免疫がわかる!

    みなさんは『はたらく細胞』というコミックをご存じでしょうか? 『月刊少年シリウス』(講談社)に連載中の、れっきとした少年向けマンガなのですが、この作品がいま、女性から大人までも巻き込んで大ブームになっているのです。いえ、わたし(ブルーバックスのシンボルキャラクター:氏名年齢性別未定)も一読してハマりましたので、宇宙人さえも巻き込まれています。

    わたしが思うにこのマンガのすごさは、ヒトの体内を舞台に、そこではたらく細胞たち(とくに免疫細胞)だけで物語が展開していくところにあります。科学を題材にしたマンガは「鉄腕アトム」をはじめ、わたしも地球に来てからずいぶん読みましたが、ここまで徹底して「ヒトでないもの」だけでぐいぐい読ませる作品は見たことがありません。がんとの戦いが描かれた回などは、たまたまコピーミスによって生まれてしまったために殺されなければならないがん細胞がかわいそうで、思わず涙しそうになったほどです(講談社販売部のある女性社員は実際に泣いたそうです)。

    作者の清水茜先生はまだ20代の女性とのことですが、よくこれだけ話をつくれるなあと感心していたところ、『はたらく細胞』の担当者からうれしい情報がありました。ブルーバックスが清水先生の「ネタ本」になっているというのです。『現代免疫物語』『新・現代免疫物語』、そして先月に刊行された『現代免疫物語beyond』などの免疫関連書です。とくに『~beyond』は、樹状細胞、キラーT細胞、ヘルパーT細胞といった『はたらく細胞』のキャラクターたちがわんさか登場しているので、プロの目で見ればさまざまなストーリーが浮かんでくるのかもしれません。このすばらしいマンガにブルーバックスもちょっと役に立っているとしたら、わたしとしてもうれしいかぎりです。

    そこで、せっかくのこのご縁を生かして、マンガのファンの方にも、ブルーバックスの愛読者の方にも、しっかり面白く「免疫」がわかるコラボ解説のページがつくられました。ぜひ、こちら(【先手の免疫学】花粉症、がん、ジカ熱。『はたらく細胞』を学ぼう)からご覧になってみてください!

    最後にもうひとつ、こぼれネタを。いちばん上に掲げたのは、『はたらく細胞』に登場するキラーT細胞。じつはこの絵が若い女性のハートをとらえ、ネット上などで評判になり、この作品がブレイクするきっかけのひとつになったそうで、いわば「奇跡のひとコマ」なのだとか。うーん、このへんの地球の女性心理は、わたしには理解しかねるのですが……。

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