【サイエンス 7days】第6回 3月7日~3月13日

  • 2016/03/07

    • ニュース

    【サイエンス 7days】
    第6回 3月7日~3月13日

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第6回 は 今日3月7日から3月13日までの一週間をみていきましょう。

    3月7日 未成年者喫煙禁止法公布(1900年)

    日本では、それまでタバコは製造自由で喫煙の年齢制限もありませんでしたが、この法律によって喫煙は20歳からとされました。当時は懸賞つきのタバコも販売されていて、景品目当てに競ってタバコを吸った子どもが、ニコチン中毒で倒れることもあったのだとか。懸賞のためにタバコを吸うなんて、ちょっと今では考えられないことですね。 また、海外ではタバコの年齢制限は日本よりも緩く18歳からとすることが多いようですが、フランスでは購入は18歳以上、公共の場所では喫煙禁止などの制限はあるものの、喫煙自体に年齢制限はないというから驚きです。

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    『基準値のからくり』
    選挙権が18歳からに引き下げられたことをふまえて、喫煙や飲酒も18歳からとすることが検討されています。でも、そもそもなぜ"20歳"だったのか、あなたは知っていますか? さまざまな基準値はなぜその値なのか、科学的根拠はあるのか。4人の基準値オタクが斬り込みます!

    3月8日 エトナ山大噴火(1669年)

    イタリアのシチリア島にあるエトナ山が噴火。近くにあるカターニャの街を溶岩流が直撃し、約1万人の死者を出しました。エトナ山はいまでも火山活動を続けており、昨年の12月にも大規模な噴火が発生しています。ちなみにわたしの故郷といわれている火星にも、オリンポス山という標高2万5000メートルにも達する太陽系最大の火山があります。その雄大な姿は一見の価値がありますので、火星に行かれる際にはぜひ訪れてみてください(ただし噴火にはご注意を)。

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    『Q&A火山噴火 127の疑問』
    富士山は噴火しないのか、噴火予知は可能か。火山噴火にまつわるさまざまな疑問に火山学者が真摯に回答します。

    3月9日 世界初の海底道路、関門国道トンネルが開通(1958年)

    本州と九州を結ぶ全長3461メートルの海底トンネルがこの日開通しました。このトンネルは世界初の海底自動車道路で、工事は1937年から始まり、戦争による中断を経て約20年の歳月をかけた大事業でした。トンネルは二階建てで車道の下に人道も通っています。ちなみに、鉄道用の関門トンネルは、道路トンネルよりも早く、1944年に開通していました。

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    『図解・地下鉄の科学』
    土木技術の粋が集められた地下鉄のトンネル。その構造や建設技術を、豊富な図解を用いて解説します。

    3月10日 富士山気象レーダー運用開始(1965年)

    気象レーダーとしては当時世界最高地点に設営されたもので、この日から正式観測がはじめられました。観測半径約800キロメートルという、北海道から九州までカバーする観測規模も世界最大だったそうです。気象衛星の登場により、その役目を終え、2001年に解体撤去されましたが、米国電気電子学会IEEEの選出する歴史的偉業のひとつとして登録されています。

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    『図解・台風の科学』
    富士山気象レーダーの最大の監視対象は台風でした。大きな被害をもたらす自然の脅威、台風はどのようにして発生し、日本へやってくるのか。わかりやすく解説します。

    3月11日 東日本大震災(2011年)

    2011年3月11日14時46分、太平洋三陸沖を震源としたマグニチュード9.0の地震が発生。この地震によって生じた大津波は高さ40メートルにも達し、各地に甚大な被害をもたらしました。 そして、巨大津波は人間の生活だけでなく、動植物の生息地にも大きな影響をあたえました。

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    『巨大津波は生態系をどう変えたか』
    「復興」の名のもと、急速に進む土木事業は本当に「豊かな自然」を回復できるのか。いま「真の復興」とは何かを考えるために、ぜひ読んでほしい一冊です。 また、本書の著者、永幡嘉之さんによる特別連載が今週の金曜日(3月11日)から本サイトではじまります。津波によって激変した生態系が5年後のいまどうなっているのか。渾身のレポートにご注目ください。

    3月12日 物理学者の中谷宇吉郎らが世界で初めて人工雪の作成に成功(1936年)

    北海道大学理学部の常時低温研究室で、ウサギの毛を核として雪の結晶を作ることに成功しました。中谷博士は、温度と水蒸気量によって結晶の形が変化することを明らかにし、それを図にまとめた「中谷ダイアグラム」を1951年に発表しました。六角形の雪の結晶は、自然にできたとは思えないような規則的な美しさですよね。わたしも初めて見たときにはとても驚きました。

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    『結晶とはなにか』
    美しい雪の結晶。それは、純粋な分子が規則的に整列した、素晴らしい自然の産物なのです。太古から人類を魅了してきた結晶の秘密に迫ります。

    3月13日 日本初の体外受精・着床に成功(1983年)

    東北大学医学部が体外受精による受精卵の着床に成功。母親は30歳の女性で、10月14日に女児を出産しました。世界初の体外受精児がイギリスで誕生してから5年後のことでした。

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    『新しい発生生物学』
    たったひとつの細胞が、分裂を繰り返し、数を増やし、移動し、集まって骨、筋肉、皮膚、内臓をつくりだす。発生現象のメカニズムを最新の成果とともにわかりやすく解説します。

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