【サイエンス 7days】 第14回 5月2日~5月8日

  • 2016/05/02

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    【サイエンス 7days】
    第14回 5月2日~5月8日

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第14回 は 今日5月2日から5月8日までの一週間をみていきましょう。

     

    5月2日 ドイツの物理学者グスタフ・マグナスが生まれる(1802年)

    流体と回転する物体との相互作用「マグナス効果」の研究で知られる、物理学者グスタフ・マグナス(~1870)が、この日ドイツのベルリンで生まれました。"流体と回転する物体との相互作用"なんて言うと難しく聞こえますが、たとえば野球の変化球が曲がる原因がこの「マグナス効果」なのだそうです。この効果は、紙と糸を使った簡単な実験で確認することができるので、この連休中に家庭で試してみてはいかがでしょうか?(詳細は下記の関連書籍からどうぞ)

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    『流れのふしぎ』
    変化球の原理から、飛行機が空を飛べる理由まで、身のまわりにあるものですぐにできる遊びを通して、流体力学の基本が学べます。

     

    5月3日 日本初の気球実験に成功(1877年)

    <pこの日、東京の工部大学校(現・東京大学工学部)が日本で初めて気球を空に浮かせることに成功しました。この実験では、空気より軽い気体といわれていた水素、石炭ガス、アルコール蒸気が込められた3つの気球がもちいられました。もともとは、西南戦争での利用を目的として軍からの要請で行われたものでしたが、実際に気球が戦争で使用されることはなかったそうです。現在の「熱気球」は、空気より軽い気体を使うのではなく、温められた空気を使って浮力を得ています。どうして熱した空気は軽くなるのか? 水素などを使う気球と熱気球とではどちらが浮力が大きいのか? といった疑問は下記のオススメ関連書籍を読めばバッチリわかります!

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    『高校数学でわかるボルツマンの原理』
    重要だけれど「ちゃんと理解していない分野」の代表ともいえる熱力学と統計力学を、山登りや気球など、具体的なイメージから学ぶことができます。

     

    5月4日 ノストラダムスが『大予言』を出版(1555年)

    フランスの医師ノストラダムスが、占星術などに基づく『予言書』全2巻を発表しました。1559年の部分にある「老いた獅子は若い獅子に負かされ、酷い死を迎える」が、同年7月のアンリ二世の死を予言したとされ、広く信じられるようになったそうです。確率的には、誰かがそのようなことになるのは、不思議でもなんでもないことですが、「予言が的中!」と言われるとすごいことのような気がしますよね。こういった非科学的な主張にだまされないように、ぜひみなさんにはブルーバックスをたくさん読んで論理的な思考を身につけていただけるとうれしいです。

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    『人はなぜだまされるのか』
    人がだまされるのは、人間がもつ高度な心の働きの「副作用」!? 壁のシミが幽霊に見えるわけや、噂を信じてしまう理由を、心理学から解き明かします。

     

    5月5日 サファリ型の多摩自然動物公園が開園(1958年)

    放し飼いにした動物を観覧する、日本で最初のサファリ型動物園、多摩自然動物公園が開園しました。世界初のバスによるライオンのサファリ式観覧「ライオンバス」や、色とりどりのチョウが舞う中を散策できる世界一の規模の昆虫生態園など、工夫を凝らした展示に取り組んでいる特徴ある動物園です。5月4日、5日は無料開園日とのこと。下記のサファリ・ガイドブックをもって遊びに行ってみるのはいかがでしょうか?

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    『フィールドガイド・アフリカ野生動物 サファリを楽しむために』
    サファリで出会える動物たちを、美しい生態写真とユニークな解説で紹介。どうやってサファリを楽しむのか、どんな注意が必要か、といった役立つ情報も収録しています。

     

    5月6日 オーストリアの神経病理学者ジークムント・フロイトが生まれる(1856年)

    精神分析の創始者として知られる、神経病理学者ジークムント・フロイト(~1939)が、この日チェコで生まれました。神経症の治療法として、催眠法や自由連想法(心に浮かんだものをすべて言語化していく方法)などを確立し、精神分析の基礎理論を作り上げました。人の見る夢を分析した『夢判断』(1900年)や、心理動因は性欲であるとする『性欲論三篇』(1905年)、自我・超自我・無意識を論じた『自我とエス』(1923年)などの著作が有名です。

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    『マンガ 精神分析学入門』
    フロイトをはじめ、先人たちはどのように人間の心を読み解いたのか。最新の学説までくまなく網羅した、「精神分析」の全体像を知りたい人のための画期的入門書です。

     

    5月7日 日本初の「博士」誕生(1888年)

    この前年に出された「学位令」に基づいて、この日25人の博士が誕生しました。理学博士第1号は植物学者の伊藤圭介(1803~1901)で、数学者の菊池大麓(だいろく 1855~1917)や物理学者の山川健次郎(1854~1931)らも同日に博士の学位を授与されました。ちなみに、「学位令」では大博士という学位も定められていましたが、誰にも授与されないまま1899年に廃止されてしまったそうです。

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    『院生・ポスドクのための研究人生サバイバルガイド』
    毎年、1万人以上が誕生する博士のなかで、どうやって研究者として生き残っていけばよいのか。1000件以上の研究提案に目を通し、競争的資金の配分機関で多くの若手研究者をサポートする研究プロジェクトの“黒子”が、独立した研究者として成功するためのノウハウをあますところなく伝授します。

     

    5月8日 日本初の本格的なパソコン「PC-8001」発表(1979年)

    この日、日本電気(現・NEC)が完成品のパーソナルコンピュータPC-8001を発表しました。それまでのパソコンはCPUなどの部品を入手し、半田ごてを使って自分で組み立てるものでしたが、このPC-8001はキーボード付きの本体に、オプションとしてディスプレーも簡単に追加できる完成品として販売され、コンピュータが一般に普及するきっかけとなりました。この機体は、2015年には国立科学博物館が選ぶ重要科学技術史資料にも登録されています。ちなみに、この2年前の1977年に発売されてベストセラーになったブルーバックスが『マイ・コンピュータ入門―コンピュータはあなたにもつくれる』です。内容をちょっとみてみると、回路の配線図や、プログラムのコードが掲載されており、かなり難しそう……。簡単にコンピュータが使える時代になって本当によかったです。

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    『Raspberry Piで学ぶ電子工作』
    ここ数年、電子工作の人気が高まっていることをご存知でしょうか。この人気に大きく貢献しているのがRaspberry Piという超小型コンピュータです。電子工作の醍醐味を、Raspberry Piを通じて体験してみましょう。

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