「パフェの日」と完全試合に 隠れた驚きの事実〔正解編〕

  • 2016/06/30

    • ニュース

    「パフェの日」と完全試合に
    隠れた驚きの事実〔正解編〕

    ――日本ではなぜ6月28日が「パフェの日」となったのか? それは、パフェの語源がフランス語で「完全」を意味する「parfait」であることから、日本のプロ野球で初めて完全試合が達成された日(1950年の6月28日)が選ばれたからである――

    『林先生が驚く初耳学』で仕入れたこの知識をブルーバックスのYが編集部で披露したところ、TとZが「えーっ!」「信じられない!」と、逆にYがびっくりするほど驚いた。それはいったいなぜか? 

    というのが、おととい出した問題でした。ヒントは「TとZは数学にくわしい」でしたね。みなさんはもう、おわかりになりましたか?  

     

    では、答えを発表します。

    TとZが、なぜそれほど驚いたか、それは、6と28が「完全数」だからです。

    完全数(英語ではperfect number)とは、その数の約数から、その数自身を除いたものの和が、その数自身と等しくなる自然数のことです。

    たとえば6の約数は1、2、3、6です。このうち自分自身(6)を除いた1、2、3の和は6になるので、6は完全数です。

    また、28の約数は1、2、4、7、14、28です。自分自身(28)を除いた1、2、4、7、14の和は28ですから、28も完全数です。

    なんと、6月28日とは奇しくも、完全数だけでできている日、まさに完全無欠の「パフェな」日なのです! 史上初の完全試合が達成されたのが、よりによって、そのような日だったのです! TやZならずとも、これには驚かざるをえないでしょう。

    しかも、調べてみると、28の次に大きい完全数は496。カレンダーにはもちろん存在しません。というより、カレンダーに登場する完全数はそもそも、6と28だけ。つまり6月28日は、1年で唯一のオンリー完全数の日なのです! 

     

    こうしてみると、藤本英雄投手(写真は完全試合達成の前年のもの)がこの日に史上初の完全試合を達成したことは、ただの偶然とは思えないほどです。もしかしてこの人、すごい数学オタクで、この日に完全試合をやってやろうと狙っていたのでは? なんて憶測をする編集部員もいました。ところが、事実はむしろ逆でした。

    もともとこの6月28日、藤本投手は登板の予定はなかったのに、先発予定だった投手が急に腹をこわしたため、突然に回ってきた代役だったというのです。前夜、明日は休みと思っていた藤本投手は朝まで麻雀をしていて、ほぼ一睡もしていない状態で先発を言い渡され、それでも完全試合を達成してしまったのです! これはこれですごい話です。

     

    「パフェの日」に隠された驚きの事実、いかがでしたか? いやー、こんな偶然が本当にあるものなんですね。なおブルーバックスはこの問題を「林先生が驚く初耳学」に投稿してみたのですが、残念ながら採用されませんでした。はたして林先生なら正解できたかどうか、知りたいところでした……。

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