【サイエンス 7days】 第19回 6月6日~6月12日

  • 2016/06/06

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    【サイエンス 7days】
    第19回 6月6日~6月12日

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第19回 は 今日6月6日から6月12日までの一週間をみていきましょう。

     

    6月6日 ドイツの物理学者フェルディナント・ブラウンが生まれる(1850年)

    テレビのブラウン管を発明したことで知られる物理学者、フェルディナント・ブラウンが、この日ドイツで生まれました。ブラウン管は電子銃から打ち出された電子の軌道を、電場や磁場でコントロールし、蛍光物質が塗られたスクリーンにぶつけることで映像を表示します。最近は目にする機会が減ってしまいましたが、1897年の発明以来約100年にわたって、映像を表示する装置には欠かせないものでした。また、ブラウンは世界初のダイオード(鉱石検波器)も発明しており、このふたつの業績によってノーベル物理学賞を受賞しています。

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    6月7日 日本で計量法が公布される(1951年)

    温度・電気など新しい単位を含む「計量法」が、1951年のこの日に公布されました(施行は1952年3月1日)。この法律によって、それまで使われていた「尺貫法」などの単位が廃止され、国際的な基準によって決められるメートル、キログラムなどに日本国内の正式な単位が統一されました。1尺は約0.303メートル、1貫は約3.75キログラムに相当します。ちなみに、センチメートルやキログラムといった単位を漢字で書くとどうなるか、ご存知でしょうか? センチメートルは、メートルを表す「米」と「100分の1」を表す「厘」を合わせて「糎」、キログラムはグラム「瓦羅牟」の「瓦」と「千」を合わせて「瓩」となります。

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    6月8日 イタリアの天文学者カッシーニが生まれる(1625年)

    土星の4つの衛星を発見したことなどで知られる天文学者ジョヴァンニ・カッシーニが、この日生まれました。ガリレオの弟子カバリエリに師事して数学・天文学を学んだカッシーニは、パリ天文台の初代台長を務め、木星の大赤斑発見、木星・火星の自転周期を測定、土星の環の空隙(カッシーニの空隙)と衛星の発見、など数多くの業績を残しました。1997年には、彼の名前にちなんだ土星探査機カッシーニがNASAによって打ち上げられ、現在も土星の周回軌道をまわりながらミッションを続けています。

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    6月9日 ネッシーの日

    1933年のこの日、スコットランドのネス湖の怪獣「ネッシー」の記事がイギリスのタブロイド紙「デイリー・エクスプレス」に掲載され大きな反響を呼びました。「ネス湖の怪獣(Loch Ness Monster、ロッホ・ネス・モンスター)」の目撃情報は6世紀ごろから記録が残っているそうですが、この新聞記事のあと、目撃例が飛躍的に増え、翌年には水面から長い首が突き出たあの有名な写真が発表されるなど、盛り上がりを見せました。ちなみに、1963年9月以降、書店店頭などで火星人の目撃例が増えたとの情報も編集部には届いています。

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    6月10日 「時の記念日」を制定(1920年)

    『日本書紀』第27巻に、天智天皇10年4月25日(西暦671年6月10日)から、日本初の時計「漏刻」(水時計)によって鐘を打ち、宮中に時を知らせたとの記録が残されており、この日を記念して「時の記念日」が制定されました。「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」という呼びかけのために設けられたものだそうです。天智天皇をまつる近江神宮では、毎年この日に「漏刻祭」が執り行われ、各時計メーカーの新製品が御神前に供えられるのだとか。

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    6月11日 パリ~ボルドー間で世界初の自動車レースが開催される(1895年)

    この日、世界初となる本格的な自動車レースが、フランスのパリからスタートしました。3日がかりの往復1200kmのレースには電気自動車、蒸気自動車、ガソリン自動車などあわせて23台が参加。完走したのはガソリン自動車8台、蒸気自動車1台で、トップでゴールした車のタイムは48時間48分だったそうです。なお、このレースが行われたのは、世界初のガソリン自動車がダイムラーによって開発された1886年から約10年後のことでした。

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    130年の歴史があるガソリン自動車から燃料電池自動車へ、いよいよ大きな変化の波がやってきました。これから実用化が進むであろう「自動運転」も視野に、徹底的に自動車の最新事情を解説します。

     

    6月12日 世界初の輸血(1667年)

    フランスの医師ドニが、この日15歳の少年に12オンス(約400cc)のヒツジの血を輸血しました。この輸血によって青年が顕著な回復をみせたことから、ドニは他の患者にもヒツジからの輸血を行うようになりました。しかし、患者の一人が死亡したことで、裁判に巻き込まれることになり、結果としてヒツジからの輸血は禁止されることになったのです。現代の輸血の技術が本格的に確立されるのは、血液型や抗凝固剤などが発見される20世紀になってからのことでした。

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