【サイエンス 7days】 第20回 6月13日~6月19日

  • 2016/06/13

    • ニュース

    【サイエンス 7days】
    第20回 6月13日~6月19日

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第20回 は 今日6月13日から6月19日までの一週間をみていきましょう。

     

    6月13日 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還(2010年)

    2003年5月9日に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が、この日、7年ぶりに地球に帰還し大気圏に再突入しました。エンジントラブルや、通信途絶など数々のトラブルを乗り越えて、小惑星からのサンプルリターンに世界で初めて成功した「はやぶさ」は、日本の宇宙探査技術を世界に知らしめました。2014年に打ち上げられた「はやぶさ2」は、2018年夏の小惑星Ryugu到着に向けて現在も宇宙空間を旅しています。この先のミッションからも目が離せませんね。

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    『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術』
    『小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦』
    世界が注目する日の丸プロジェクト「はやぶさ」と「はやぶさ2」の全貌を徹底解説!  プロジェクトマネージャーをはじめ研究者たちが語る開発秘話、驚きのエピソードを紹介します。

     

    6月14日 隅田川の勝鬨(かちどき)橋が完成(1840年)

    東京・隅田川河口にシカゴ式双葉跳開橋の勝鬨橋が完成しました。全長264メートル、幅25メートル、跳開区間は51メートルという、完成当時は東洋一の規模でした。勝鬨橋は70秒間で70度まで開き、3000トン級の大型船まで航行することができましたが、60年代から航行する船が減少し、自動車の通行量が増加したことにより70年以降は跳開を停止しています。

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    『図解・橋の科学』
    巨大な橋の工法から特殊な機能の橋まで、驚き満載の一冊です。上下する橋や旋回する橋など、さまざまな「船に道をゆずる橋」の姿も掲載しています。

     

    6月15日 明治三陸地震津波が発生(1896年)

    三陸沖でマグニチュード8.5の地震が発生し、北海道から牡鹿半島にかけての広い範囲を大津波が襲いました。この津波による被害は、全・半壊流失家屋1万軒以上、死者数約2万2000名。津波の高さは岩手県綾里(りょうり)湾で30メートル以上にもなり、また太平洋を越えてハワイやカリフォルニアにまで達しました。三陸海岸はたびたび大津波に襲われ、1933年の昭和三陸大津波、そして2011年の東日本大震災でも大きな被害を受けています。これら過去の災害から学び、教訓を次に生かしていくことの大切さを思い知らされます。

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    『巨大津波は生態系をどう変えたか』
    死滅するカエルの卵、真夏に枯れゆく木々、姿を消した絶滅危惧種のトンボたち……。2011年3月11日の大津波が生きものたちにもたらした衝撃を伝えるドキュメントです。

     

    6月16日 初の女性宇宙飛行士が誕生(1963年)

    ソ連の宇宙飛行士V・テレシコワ少尉が、この日打ち上げられた「ボストーク6号」で、地球48周、70時間50分の単独飛行に成功しました。彼女が宇宙船から最初に送った「ヤー・チャイカ(私はカモメ)」という詩的なセリフは日本にも伝えられ有名になりましたが、これは彼女のコールサインである「チャイカ」を、「こちらはチャイカ(号)です」と地上に伝えただけだったそうです。

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    『国際宇宙ステーションとはなにか』
    地上400キロメートルの宇宙に浮かぶサッカー場と同じサイズの巨大な駅(ステーション)。宇宙ステーションの組み立てから参加し、日本人初の長期滞在ミッションにも参加した若田光一さんが、宇宙飛行士の衣食住、訓練などを、自らの体験を通して興味深く語ります。

     

    6月17日 東京・神田に種痘所開設(1858年)

    江戸の蘭方医、伊東玄朴(いとう・げんぼく)らによって、幕臣の川路聖謨(かわじ・としあきら)の拝領地に、ジェンナー式の牛痘接種所が設立されました(ジェンナーと牛痘については「サイエンス7days第15回」も参照)。当時、蘭方医術は幕府によって公式には禁止されていましたが、将軍徳川家定の病状が重症化したことがきっかけとなり、1959年に解禁され、この接種所も翌年の1860年に、幕府の直属の西洋医学所(のちの東京大学医学部)と改称されました。

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    『現代医学に残された七つの謎』
    鍼灸はなぜ「効く」のか? ヒトはなぜ眠るのか? 記憶の貯蔵場所は? 現代医学でも解けない謎、人体の神秘に迫ります。

     

    6月18日 おにぎりの日

    日本最古のおにぎりの化石が発見された石川県能登半島にある旧・鹿西町(ろくせいまち)が、この日を「おにぎりの日」と制定しました。鹿西町の「ろく」と、「米」という漢字に含まれる「十」と「八」にちなんだものです。この化石は「杉谷チャノバタケ遺跡」から1987年に発掘されたもので、約2000年前の弥生時代のものと推定されています。先端がとがった円錐に近い形をしており、お供え物として使われていたと考えられているそうです。

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    『Q&A ご飯とお米の全疑問』
    日本人の健康の源、お米のすべてを徹底解剖。イネのなりたちから、ご飯の炊き方まで、お米好きなら必読の一冊です!

     

    6月19日 フランスの数学・物理学者・宗教思想家のパスカルが生まれる(1623年)

    「人間は考える葦である」という言葉で有名なブレーズ・パスカルが、この日フランス中部のクレルモンに生まれました。パスカルは12歳で、角の二等分線の作図などを含むユークリッドの32の命題を証明、16歳で数学の論文『円錐曲線論』を著すなど、若くから才能を発揮しました。20歳になった1953年には流体の圧力に関する「パスカルの原理」を発表しています。圧力の単位「パスカル(Pa)」は、もちろん彼の名前にちなんだものです。

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    『高校数学でわかる流体力学』
    本書の目標は、パスカルも研究した流体力学で、もっとも重要な定理のひとつ「ベルヌーイの定理」の完全理解です。これを読めば飛行機が飛ぶ原理がわかります!

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