ブルーバックス1200冊を読破! 超愛読者・Bさんに聞いてみました

  • 2017/08/24

    • ニュース

    ブルーバックス1200冊を読破!
    超愛読者Bさんに聞いてみました

    きっかけは、編集部に届いた1枚の読者ハガキでした。
    そのハガキには、
    「通算2000号突破おめでとうございます。私のブルーバックス蔵書です。約1000冊あります。」
    と書かれ、ブルーバックスがみっちりと詰まった書棚のお写真が添えてあったのです。

    ブルーバックスが創刊して53年。今年、通巻2000巻を突破しました。この読者・Bさんは、これまでに刊行されたブルーバックスの半分を持ってらっしゃるということです。
    「こんなに長い間、ブルーバックスを愛読してくださっている読者の方がいたなんて……!!」
    感激した編集部は、さっそくBさんに連絡を取らせていただきました。

    いったいどんな方で、どんなふうにブルーバックスを読んでくださっているのでしょう? 読者の方の本音を伺いたくて、根ほり葉ほりうかがってきました!

     

     

    ――ブルーバックスがズラッと並んだ書棚は壮観です。どうもありがとうございます! どんなきっかけで、いつ頃から読んでくださっているのですか?

    「ブルーバックス」というシリーズの名前を知ったのは、もう40年以上前になります。私が大学4年生の頃ですね。
    ですが、改めて思い出してみたら、それよりもっと前、高校生の頃に『相対性理論の世界』(ジェームズ・A・コールマン・著、中村誠太郎・訳/1966年刊行)、『パテント入門』*(奥村正二/初版は1966年刊行〔*の付いたタイトルは現在品切れ中です〕)などを読んでいました。当時は、ブルーバックスだと認識していなかったようです。
    もともと理科や数学が好きだったので、学生の頃からそのような類の本をよく読んでいたんです。

     

    ――現在お持ちのブルーバックスの冊数は、約1000冊もあるというのには、本当に驚きました。

    蔵書となっているのは1000冊にはちょっと欠けると思います。現在990冊くらいでしょうか。
    でも、200冊以上はなくしてしまったので、読んだ冊数でいえば1200冊くらいになるはずですよ。
    ちょっとお恥ずかしい話ですが、読み終わって書架に入れようとしたら、同じブルーバックスがすでに書架に並んでいたことがありました。整理していると、同じタイトルのブルーバックスが3冊出てきたこともあったんです……。
    以前に読んだことを忘れていたんですね。途中まで読めば気がつきそうなものなのに、まったく間抜けなことです。

    ブルーバックスがズラッとならんだBさんの書棚。

     

    ――そのお気持ち、よくわかります。気づいたときショックですよね。編集部としてはありがたいことですが……!
    ちなみに、毎月の新刊をチェックして買っていただいているのでしょうか?

    そうですね。私はすでに定年退職していますが、会社員時代の約30年間は、平均で月3冊くらい読んでいたと思います。通勤時間や出張移動中が読書時間でした。
    今はペースも落ちて、月に1冊くらいでしょうか。
    ブルーバックスの定期メールマガジン「ブルーバックス・メール」を登録していて、毎月新刊のお知らせがメールで来るので、それを見て買っています。

     

    ――なぜこんなにも長い間、愛読いただいているのでしょうか?

    難しい質問です(笑)。
    私の興味ある内容の本が多かったということに尽きると思いますね。
    読み続けるきっかけとなったのは、以前、ブルーバックスや講談社現代新書のカバーについているクーポンを5冊分ほど集めて送ると、ビロードのブックカバーがもらえたキャンペーンかもしれません。
    ブックカバーをもらうために集め始めて、愛着が湧いていきましたね。
    ブルーバックスと講談社現代新書をあわせて300冊ほどになった頃、そのブックカバーを20個もらったんです。
    本当はもっともらえるくらい本は買っていたのですが、20個いただいたところでやめました。
    そんなことがあってから愛着が湧いたのでしょうか。同じような内容の本なら、講談社を優先して買うようになりました。
    ブックカバーは今でもまだ愛用していますよ。

    キャンペーンでプレゼントしていたオリジナルのブックカバー。
    もはや編集部にも残っていない希少な品!
    (Bさんの記憶では、3色から選べたそう)

     

    ――このブックカバー、もはや編集部にも残っていません! まだ綺麗に使ってくださっているとは驚きです。
    こんなにたくさん読んでくださっているBさんにとって、とくにお気に入りのブルーバックスはありますか?

    たくさん読んだので、忘れてしまったものも多いですが、いまだに印象に残っているのは、『カオスとフラクタル』*(山口昌哉/1986年刊行)、『暗号の数理』(一松信/初版は1980年刊行)、『ソリトンとは何か』*(坪井泰住/1990年刊行)……などですね。
    どれも大学では習わなかった新分野のテーマだったので、おもしろかったです。
    私が学生の頃は、まだそのような理論が確立されていなかったのです。
    読後、相当経ってから、仕事でもそのような内容を扱うことがあっても慌てずにすみました。

    また、『今度こそ、やせられる』*(大村裕=監修、大朏博善=著/1989年刊行)、『癌の生態学』*(佐藤博/1986年刊行)、『死なないやつら』(長沼毅/2013年刊行)は、驚きの内容が書かれていました。
    『地球の守護神=成層圏オゾン』*(島崎達夫/1989年刊行)は、内容はあまり覚えていないのですが、文章に文学的な美しさがあったと記憶しています。
    『ヘリコバクター・ピロリ菌』*(緒方卓郎/1997年刊行)、『イカはしゃべるし、空も飛ぶ』*(奥谷喬司/1989年刊行)は、題名がおもしろかったので手に取って読みましたね。

     

    ――最近の本では、どんなものが印象に残ってらっしゃいますか?

    『へんな星たち』(鳴沢真也/2016年刊行)ですかね。子供の頃、未知のものや不思議なものに遭遇したときのワクワク感や、高揚した気持ちを思い出させてくれる一冊です。
    『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』(池谷裕二/初版は2008年刊行)は、科学がテーマではありませんが、この本のおかげで英語の発音で苦労することが少なくなりました。

     

    ――書棚を拝見すると、事典系の本も揃えてくださっています。

    そうですね。『新・物理学事典』(大槻義彦、大場一郎/2009年刊行)、『数学用語小辞典』*(クリストファー・クラファム=著、芹沢正三=訳/1996年刊行)、『新・天文学事典』(谷口義明 =監修/2013年刊行)なども、全部読みました。分厚いので、読むのに疲れましたけど……。
    おもしろくて印象に残った本は多いですが、逆に、読んでみて「これはちょっと」と思うものもありましたよ。

     

    ――Bさんは、よく読者ハガキで感想を送ってくださっているので、いつもご意見を参考にさせていただいております。
    読んだ本の感想は、いつも送ってくださっているのでしょうか?

    商品にアンケートがついていれば、私は必ず答えるようにしているんです。
    というのも、私自身、会社員時代はメーカーで製品開発をしていました。そのとき、ユーザーからの感想や意見が次の製品開発の参考になり、「よし、もっとがんばろう」という活力も生まれたんですよね。
    その経験がありましたし、アンケートがついている商品は、「より良いものを生み出そう」という姿勢が感じられて好感が持てるので、毎回送るようにしているんです。

     

    ――そのようなご経験があったからこそ、なのですね。大変ありがたいことです。
    ブルーバックスでも、編集部に届く読者ハガキはすべて部員で読ませていただき、参考にしております。
    最後になりますが、これからもっと読んでみたいテーマや、ブルーバックスに対するメッセージ、Bさんが今後のブルーバックスに期待することはありますか?

    これからもっと読んでみたいなと思うのは、「クロスカップリング」「オートファジー」など、ノーベル賞で話題になって初めて知る単語が増えたので、ノーベル賞受賞関連の研究テーマでおもしろそうなものがあるといいですね。
    あとは、私自身が興味のあるテーマとしては、3G、LTE、5G……と進化し続ける携帯電話の技術についてなどでしょうか。ブルーバックスにこうしたテーマの本がないのが不思議なくらいです。

    最近のブルーバックスでは、『門田先生の3Dプリンタ入門』(門田和雄/2015年刊行)、『最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作』(金丸隆志/2016年刊行)、『入門者のJavaScript』(立山秀利/2014年刊行)など、コンピュータ関連のテーマが多くなってきたのは嬉しいですね。
    今後、もっと増えてもいいと思います。
    数学関連も、このところおもしろいです。大学では習わなかったけど、これからの世の中で役立ちそうなテーマが続いているので、この調子で頑張ってください。

     

    ――Bさん、どうもありがとうございました! 今後もBさんをはじめ、読者の皆さまにご愛読いただけるように編集部一同、努力してまいります。 通巻3000巻を目指して、今度もどうぞよろしくお願いいたします!

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