【サイエンス 7days】 第106回 2月5日~2月11日

  • 2018/02/05

    • ニュース

    第106回 2月5日~2月11日
    発明王エジソン生まれる

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第106回は今日2月5日から2月11日までの一週間をみていきましょう。

    2月5日 東北大学が世界最強のマグネシウム合金を作る(2001年)

    東北大が、当時としては世界最強のマグネシウム合金を開発しました。偉業を達成したのは、東北大学金属材料研究所の井上明久氏と河村能人氏の2人。従来の強度の2.5倍、延性に富む、熱に強い、軽い、加工しやすいという、何拍子もそろった優れた合金でした。その後も技術革新は続いているようで、2015年には、京都大学と熊本大学などが、高エネルギー加速器研究機構のSpring-8を用いて、世界最強のマグネシウム合金の形成機構を世界に先駆けて解明したなんてニュースもあります。

     

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    『元素111の新知識 第2版増補版』
    発見のエピソードや、用途などをやさしく紹介した一冊。増補版では「112~118番元素」と「新元素の展望」についても解説しています。

    2月6日 英国の化学者J・プリーストリー(1733~1804)没(1804年)

    プリーストリーは、もともと牧師でしたが、化学実験好きが高じて化学者となりました。1774年には、レンズで酸化第二水銀を加熱して得られた気体中で、ろうそくが空気中よりも長時間燃え続ける現象から、酸素を発見しました。酸素の発見はラボアジエに伝えられ、新しい燃焼理論確立のきっかけとなりました。しかし、彼自身は死ぬまでフロギストン(燃素説)を信じていたそうです。生物の呼吸に空気の必要なことを説き、植物が炭酸同化作用により酸素を放出することを観察し、光合成研究の道を拓いたことでも知られています。フランス革命を支持したため暴徒に襲われ、1794年に渡米し、フィラデルフィアにユニテリアン教会を創立しました。

     

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    『大人のための高校化学復習帳』
    電池に電気が蓄えられるのはなぜ? 使い捨てカイロはなぜ熱くなるの? そんな日常の不思議が、高校化学で理解できてしまうのです。大人だからこそ知っておきたい高校化学のエッセンスを、身近な現象を切り口に解説します。学び直しに最適化した知的実用書。

    2月7日 宇宙開発事業団が「HⅠロケット」で3衛星を同時打上げに初成功(1990年)

    宇宙開発事業団は、HⅠロケットを用いて、海洋観測衛星「もも1号b」、宇宙実験用衛星「おりづる」、 アマチュア無線用衛星「ふじ2号」を打上げることに成功しました。衛星打ち上げの実績を積み上げた宇宙開発事業団は、その後、主要技術の全てを国内開発したHⅡロケットの開発に邁進していきます。

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    『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術』
    どうやって「はやぶさ」プロジェクトを成功に導くことができたのか。打ち上げから帰還に至るまでの約7年にわたる宇宙の旅で何度も絶体絶命と思われた状況を切り抜けプロジェクトを遂行できた本当の理由とは? 企画立案時から開発、運用に携わってきたプロジェクトリーダーと技術者、研究者たちがその時何を考え、どう行動してきたのか、その舞台裏がはじめて明かされます。

    2月8日 宇宙実験室スカイラブからの米国人宇宙飛行士が帰還(1974年)

    スカイラブ(Skylab)は、アメリカ合衆国が初めて打ち上げた宇宙ステーションです。1974年には、スカイラブ4号の乗組員により、当時としては最長の84日間の宇宙滞在記録を達成します。スカイラブとは、なんともロマンチックなネーミングですが、ラブは「laboratory」の略で、「宇宙実験室」を意味するそうです。アポロ宇宙船と3回のドッキングを果たした後、1979年11月に大気圏に再突入し、消滅しました。

     

     

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    『国際宇宙ステーションとはなにか』
    地上400kmの宇宙に浮かぶサッカー場と同じサイズの巨大な駅(ステーション)。国際宇宙ステーション(ISS)は、6名の宇宙飛行士が長期滞在しながら実験や観測ができる、人類初の巨大な宇宙実験施設です。日本人で初めて長期滞在する若田宇宙飛行士が、ISSの仕組み、宇宙飛行士の衣食住、訓練などを、自らの体験を通して興味深く語ります。

    2月9日 漫画界の偉人、手塚治虫没(1989年)

    本名は治。 大阪府豊中市の生まれ。5歳で兵庫県宝塚市に移り、漫画と昆虫採集に熱中し、チョウなどの彩色画も描いていたそうです。筆名は、甲虫のオサムシに由来。1946年に4コマ 漫画『マアチャンの日記帳』でデビューし、1947年、本格的長編『新宝島』 (酒井七馬原作)がベストセラーになりました。続く『ロスト・ワールド』などによって、映画的手法を取り入れた画面構成の斬新なストーリー漫画を作り上げ、『ジャングル大帝』などで人気作家になります。 人気漫画を描きながら、1951年、大阪大学付属医学専門部(現・医学部)を卒業。1952年に上京し、『鉄腕アトム』、『リポンの騎士』などの傑作を次々に発表しました。専門の医学の知識を駆使した『ブラック・ジャック』などの作品も発表しています。

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    『カラー図解 新しい人体の教科書 下』
    「小宇宙」とも言われる人体を探訪するためのガイドブック。オールカラーで大迫力のメディカルイラストや写真をふんだんに使い、基礎の基礎から分かりやすく解説しました。上下巻の2部構成。予備知識がなくとも楽しめるように、記述・図解・レイアウトを細部にわたって配慮して編集しているので、からだに関心がある方なら誰でも気楽に読み進めることができます。

    2月10日 フランスの生理学者C・ベルナール(1813~1878)没

    若き頃、ベルナールは、劇作家を志しましたが、パリで医学を修め、のちコレージュ・ド・フランス教授と パリ大教授を兼任。近代実験医学、生理学の祖といわれるまでになります。肝臓がグリコーゲンを生成し、血液中の糖量を調節していることを発見しました。また、脂肪消化に関する膵液の研究、内分泌(ベルナールの造語)や、矢毒クラーレ による神経作用の研究なども有名です。

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    『カラー図解 はじめての生理学 上 動物機能編』
    人間の生命現象である、脳・神経系の働き、骨格系と筋肉、呼吸器、循環器、消化、排泄、生殖の仕組み、さらには、それらを行っている膜の働き、物質輸送、シナプス伝送、電位の発生、興奮、制御など、人体のあらゆる生理現象の仕組みと働きを扱う科学分野を「生理学」と言います。生理学は基礎医学の中心である同時に、私たち自身の驚嘆するほど精巧な「ミクロコスモス」の存在を教えてくれます。

    2月11日 発明王エジソン生まれる(1847年)

    白熱電球や映画など、生涯に1300の発明や技術革新を行ったトーマス・アルバ・エジソンはオハイオ州マイランに生まれました。小学校を中退し、正規の高等教育を受けることができませんでしたが、独学で知識を積み重ねて、偉大な発明家となりました。後に、エジソンはJ・Pモルガンから巨額の出資・援助で、現在のGE(ゼネラル・エレクトリック)社となるEdison General Electric Company を設立したことでも知られています。

     

     

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    『電気発見物語』
    見えない電気がいかにして発見され、どのようにその正体が明らかにされてきたか。歴史をたどりながら、電気とは何かを解説します。

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