プログラミング20言語習得法

プログラミング20言語習得法

著者 小林健一郎(こばやし・けんいちろう)

初心者のための実践独習ガイド

はじめに

 本書は、
「プログラミングについて、とにかく学んでみたい」
と思う人たち、また、
「できれば、いろいろな言語を習得してみたい」
と思う人たちを対象に書きました。
 プログラムはコンピュータへの命令で、プログラムを書くことをプログラミングといいます。プログラミングができれば、自分自身でコンピュータへの命令を書くことができるわけで、それはなかなか楽しいものです。
「プログラムを書くための言語」をプログラミング言語といいますが、それはいくつもあります。したがって、「プログラミングを学ぶ」とは、「プログラミング言語のどれかを学ぶ」ということになります。しかし、プログラミング言語をきちんと使いこなすには、それなりに時間をかけて勉強する必要があります。したがって、「なるべく最初から、自分にとっていちばんふさわしい言語を選んで学びたい」と考えるのは自然なことでしょう。本書は、そのような人のヒントになればと思います。
 一方、「たくさんあるなら、たくさん覚えてみたい」という人もいるかと思います。世の中には、たくさんの外国語を話して楽しんでいる人もいます。プログラミングの世界でもそう思う人は、意外に多いのではないでしょうか。本書はそのような人にもおすすめしたいと思います。
 本書ではたくさんのプログラミング言語を取り上げますが、みなそれぞれ特徴があり、違った面白さがあります。ただし、本格的な勉強には専門的な教科書が必要になるでしょう。本書は、専門的に学ぶ前の入門書です。
 第1章ではプログラミングの基本、第2章ではプログラミングの学び方を説明します。第3章では、メジャーで入門しやすい言語をまとめ、比較的詳しく説明しますので、「とりあえずプログラミングを学びたい」という人はその中のどれかを選んで、より深く勉強していくのもよいと思います。
 しかし、本書を手に取った人の多くは「複数の言語を身に付けてみたい」と思っているかもしれません(なにしろそういう書名ですから)。じつは、「複数の言語を身に付ける」ということは、現実的なことでもあります。現在プログラマとして活躍している人の多くは、必要に応じて複数の言語を使っているはずです。そのため、言語間のつながり・類似性・差異についても言及するようにしました。第3章で取り上げた言語は、著者が「他言語への入り口になりやすい」と考えたものでもあるのです。
 第4章では、第3章で取り上げきれなかったメジャーな言語を取り上げますが、それだけでなく「この言語ができます」というとちょっとかっこいいかもという言語もいれました。それらはメジャーな言語ではありません(メジャーでないものはそのように書きました)。しかし、そういった言語も含めた解説全体が、「プログラミング言語一般の解説」の流れになるよう著者なりに工夫したつもりです。
 また、本書で取り上げた言語は、(教科書を別途買うのでなければ)インターネットを通じて無料で学習できます。

著者 小林健一郎(こばやし・けんいちろう)

一九五九年、神奈川県川崎市生まれ。東京大学大学院理学系研究科(素粒子論専攻)修了。理学博士。仁科記念財団研究員(ハーバード大学)、フンボルト財団研究員(ミュンヘン大学)を経て、現在、静岡産業大学情報学部教授。青春時代は非線形模型やひも理論と共にあった。最近は、ソフトウェアの制作方法を研究し、そのためのライブラリを書いている。主訳書に『珠玉のプログラミング』『Effective C++』、主著書に『これならわかるC++』『これならわかるJava』など。

[B1881]

プログラミング20言語習得法

著:小林健一郎

現在主流の言語を中心に基本構造や特色を紹介。楽しみながら独習するコツも伝授。共通のしくみがわかればプログラミングはぐっと身近に!

定価 : 本体980円 (税別)

ISBN : 978-4-06-257881-3

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