【サイエンス 7days】第4回 2月22日~2月28日

  • 2016/02/22

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    【サイエンス 7days】第4回 2月22日~2月28日

    地球のみなさん、こんにちは。わたしは「ブルーバックスの背表紙でおなじみのシンボルキャラクター」です(はやく名前がほしい)。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    今回は今日2月22日から2月28日までの一週間を見ていきましょう。

    2月22日 ドイツの物理学者ヘルツ生まれる(1857年)

    周波数の単位「Hz」に名を残す物理学者ヘルツは、電磁波の存在を実験によって初めて実証しました。実験に成功した際にヘルツは、「この実験はみなさんの生活にはまったく関係ありません。ひとつの学説を実証しただけです」と言ったそうです。携帯電話やテレビ放送などで、いまでは当たり前のように利用されている電磁波も、最初は何の役に立つか分からなかったというのは面白いですね。

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    『電磁波とはなにか』
    電波も赤外線も可視光も、じつはすべて電磁波なんです。

    2月23日 カミオカンデが超新星爆発に伴うニュートリノを世界で初めて観測(1987年)

    地球から約16万光年の位置にある銀河・大マゼラン雲で発見された超新星1987Aからのニュートリノが、岐阜県神岡鉱山地下の観測装置カミオカンデによって観測されました。このことが、ニュートリノ天文学の幕開けとなり、太陽ニュートリノの観測からニュートリノに質量があることが判明するなど、大きな成果につながりました。これから始まる重力波天文学ではどんなことが明らかになるのか、いまから楽しみです!

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    『ニュートリノ天体物理学入門』
    ノーベル賞学者・小柴昌俊先生によるニュートリノ解説の決定版です。

    2月24日 デュポン社が世界初の合成繊維"ナイロン"を商品化(1938年)

    デュポン社の研究者カロザーズが開発した合成繊維"ナイロン"が初めて実用化されました。商品化第一号は歯ブラシ。ちなみに、ナイロンが使われる前の歯ブラシにはブタなどの動物の毛が使われていたそうです。わたしが地球にやってきた1963年にはすでに電動歯ブラシも販売されていましたね。

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    『新・材料化学の最前線』
    分子・原子レベルで設計する先端材料の世界を紹介。新しい素材が、わたしたちの未来を大きく変えます。

    2月25日 電気掃除機による出張サービスを開始(1902年)

    英国の橋梁技師H・C・ブースは、自身が発明した真空ポンプ式の電気掃除機を4輪馬車に積み込み、出張掃除サービスを開始しました。掃除機本体が非常に大きく建物の中まで持ち込むことができなかったため、ホースの長さがなんと82フィート(約25メートル)もあったそうです!

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    『すごい家電』
    ノズルに長いホースがついた昔ながらの「キャニスター型」から棒状の「スティック型」、そして最新の「ロボット型」まで、掃除機に込められた驚きの技術を紹介します。

    2月26日 ガリレオ・ガリレイの第1次宗教裁判(1616年)

    物理学者ガリレオは、その主張が異端であるとして告発され、ローマ法王から「コペルニクスの地動説」を放棄するよう訓告がなされました。しかし、ガリレオはこの訓告に従わずに『天文対話』を1632年に発行、ふたたび宗教裁判にかけられた末に、終身刑を言い渡されることになったのでした。

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    『サイエンス異人伝』
    荒俣宏先生による異色の科学史。科学の歴史の裏側にひそむ「非合理的な人間ドラマ」に光を当てます。

    2月27日 ロシア・ソ連の物理学者パブロフ没(1936年)

    「パブロフの犬」(ベルを鳴らしてから餌を与えることを繰り返すと、ベルを鳴らしただけでよだれを垂らすようになるという実験)で有名なパブロフは、消化液分泌の神経支配を解明した業績に対して1904年にノーベル生理学医学賞を受賞しました。ちなみに、「パブロフの犬」と同様の唾液分泌に関わる条件反射はゴキブリでも起こることが調べられているそうです。

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    『記憶と情動の脳科学』
    「パブロフの犬」の実験結果はなにを示しているのか。パブロフが考えていた以上の深い意味がそこにはあったことが、本書を読むとわかってきます。

    2月28日 宇宙ヨットの計画発表(2001年)

    アメリカ惑星協会が、太陽光(光子)の圧力を推進力に利用する宇宙ヨットを打ち上げることを発表しました。残念ながらこの計画はロケットのトラブルで失敗に終わりましたが、その後、日本の小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」が、光子の圧力で加速することに成功しています。

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    『完全図解・宇宙手帳』
    世界初の人工衛星「スプートニク1号」から始まる、人類の宇宙への挑戦。その歩みを網羅した決定版データ集です。

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