【サイエンス 7days】第7回 3月14日~3月20日

  • 2016/03/14

    • ニュース

    【サイエンス7days】
    第7回 3月14日~3月20日

    地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今週も "サイエンス7days" のコーナーをお届けします。

    "サイエンス7days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナーです。

    第7回 は 今日3月14日から3月20日までの一週間をみていきましょう。

    3月14日 円周率の日

    3.14といえば円周率! 正確には3.1415926535…と無限に続く無理数ですが、はるか昔から人びとはこの数の正確な値を追い求めてきました。紀元前2000年頃のエジプトでは、81分の256=3.160… を測量などのために使っていたと記録があります。同じく紀元前2000年頃、バビロニアでは 3と8分の1=3.125 を用いていたともいいます。有名なアルキメデス(紀元前3世紀頃)も、正96角形を使って 3.14…と小数第2位まで正しい値を知っていました。日本でも江戸時代に、数列を使った画期的な方法で、関孝和(せきたかかず 1642-1708)は十数桁、建部賢弘(たけべかたひろ 1664-1739)は41桁まで円周率を求めています。現在、電子計算機によって求められている円周率の値は13.3兆桁以上とのこと。

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    『曲線の秘密』(今週発売!
    自然や宇宙を知ろうとするとき、きまって曲線が現れます。完全な曲線ともいえる円、円を少しつぶした楕円、物を投げた時に現れる放物線、そして双曲線、サイクロイド……。「円と円周率」からはじめ、数理の目で自然に潜む曲線の秘密に迫る本書は今週17日頃発売です!

    3月15日 マゼランがフィリピンを発見(1521年)

    ポルトガルの探検家、F・マゼランが率いる探検隊は、南米大陸の南端(マゼラン海峡)を通過し太平洋を横断、1521年のこの日フィリピンに到達しました。マゼランは初めて世界一周航海を達成したことで知られていますが、彼自身はフィリピンで地元住民と交戦して命を落としてしまい、残った部下が航海を続けて出発地点のスペインまでたどり着いたというのも有名な話です。また、太平洋(Pacific Ocean = 穏やかな海)と名付けたのもマゼランなんだそうです。


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    『図解・船の科学』
    マゼランたちが木造の帆船で約4ヵ月もかかって横断した太平洋も、いまならたった10日ほどの航海で横断できてしまいます。現代の超高速船や超巨大船はいかにして生まれたのか。船にまつわる技術を豊富な図版と写真で解説します。

    3月16日 ドイツの物理学者G・S・オーム生まれる(1789年)

    電圧=電流 × 抵抗 という「オームの法則」で名前を知られる物理学者オーム。じつはこの法則、オームよりも半世紀ほど前に、イギリスの科学者キャベンディッシュが発見していたそうですが、そのことが明らかになったのは、オームの再発見・発表からさらに半世紀ものちのことでした。ちなみに、電気抵抗の単位「Ω」も、もちろん彼の名前にちなんだものです。

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    『交流のしくみ』(今週発売!
    電気とはなにか、直流と交流の違いからはじめて、単相交流、三相交流、交流モーターなどの交流技術、さらにインバータを中心にしたパワーエレクトロニクスを、多くの図版を使い、初心者にもわかりやすく解説します。

    3月17日 東京ドーム完成(1988年)

    日本初の全天候型球場である東京ドームが完成しました。よく東京ドーム◯個ぶんの面積、東京ドーム◯杯ぶんの体積、という言い方を耳にしますが、正確な面積は4万6755平方メートル、容積は124万立方メートルだそうです。と、数字を言われても、あまりイメージがわきませんよね……。

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    『物理がわかる実例計算101選』
    正確な数字よりもおおよその量や概数のほうが、本質が理解できることがあります。本書を読めば「大づかみな計算」によって物理現象を理解することができます。

    3月18日 早川電機とソニーが初の電卓を発表(1964年)

    早川電機(シャープ)とソニーが、それぞれ同日に、トランジスタとダイオードを使用した電卓を発表しました。早川電機の電卓「コンペット」は重量25kgで、なんと50万円もしたそうです。わたしが地球にやってきたころ、電卓はまさに最先端の電子機器で、ブルーバックスにも『電卓に強くなる』など、電卓の使い方を解説した書目が何冊もありました。

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    『量子コンピュータ』
    計算機はどれだけ速く計算をすることができるのか。実用化されれば現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ計算力を発揮するという、量子コンピュータの原理を平易に解説します。

    3月19日 フランスのダゲールが写真を発明(1839年)

    フランスの画家ダゲールが、化学者ニエプスの協力を得て、ダゲレオタイプと呼ばれる写真法(銀板写真法)を完成させました。それまでの手法では一枚の写真を撮るのに何時間もかかっていたそうですが、この手法の登場で撮影時間を数分にまで短縮することができました。また、機材もそれ以前に比べて簡単なものだったため、急速に社会に普及していきました。

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    『図解・カメラの歴史』
    ダゲールからはじまり、万能カメラ一眼レフの誕生まで、フィルムカメラを中心に、カメラの歴史とその原理を写真と図版で紹介します。

    3月20日 アメリカの技術者F・W・テイラー生まれる(1856年)

    テイラーは、フォード社の自動車生産工場などで使われた労働者管理の手法、「科学的管理法」の創始者で、アメリカ経営学の源流ともいわれています。作業の能率化を図るための科学的管理法「テイラー・システム」を開発し、コンサルタントとして工場の労務・工程管理を指導しました。

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    『世界を動かす技術思考』
    「テイラー・システム」は"人間"の作業効率化を目的としていましたが、現在のロボットを多用する生産システムではまた違った考え方が必要になっています。これからの時代に求められる「システム科学技術」の考え方を具体的な事例を用いて解説します。

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